ひょっとしたらドーベルマンのミニチュア版がミニチュアピンシャーと思っていませんか?
たしかに同じ祖先を持ちますが、実はミニチュアピンシャーのほうが歴史が長いのですね。
害獣駆除に使われていた「ヘル・ピンシェル」というドーベルマンと同じ祖先に持ち、19世紀には現在とほぼ同じ形になったそうです。
ピンシャーとはドイツ語でテリアを指します。その名の通り陽気で好奇心旺盛、獲物と闘っていたことから、勇敢で気の強い一面もあります。初心者に飼うのは難しいと言われることもありますが、信頼関係が築かれると、忠実ですばらしい家族の一員となります。
オス・メスともに、理想体高は25〜30cm、理想体重を4〜6kgとされています。
ミニチュアピンシャーは体長と体高がほぼ同じ長さ。手足は細いけれど筋肉質で、全身が滑らかな短毛に覆われ、優美で洗練された印象があります。
しかしその外見とは裏腹に番犬に向くほどの気の強さがあり、このギャップが魅力でもあるようです。
小型犬ながら非常に体力があり、大型犬並みの運動量が必要です。朝夕1日2回、30分〜1時間の散歩を行ってください
ミニチュアピンシャーの毛色は、単色とバイカラー(2色)の二つ。
単色は、ディアー・レッド、レディッシュ・ブラウン、ダーク・レッド・ブラウン
バイカラーは、ブラック&タン、チョコレート&タン。
ミニチュアピンシャーはシングルコートですが、よく毛が抜けます。短毛なのでトリミングの必要はありませんが、皮膚病の予防のためにシャンプーは行った方が良いそうです。
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好奇心旺盛、遊びが大好きで、「脱走の芸術家」という別名を持ちます。
縄張り意識が強く、警戒心が強くて神経質なので来客に吠えたりすることもあるようです。
プライドが高いのでなかなかなつかない一面もありますが、飼い主と認めさえすれば忠誠心を発揮し従順になります。
現在も多くの国で断尾・断耳の習慣が続いています。しかし、ヨーロッパ各国では動物愛護精神を尊重するため、20世紀後半以降、断尾・断耳を禁じられています。
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