うちの犬はテリアだからなのか自分勝手なところが多々あります。
たとえば「お手」はできるのですが、自分の気分が乗っているときじゃないとやりません。
そのときに1回はやっても、2回目以降はやりません。きっと彼女なりに理由はあると思っているのですが、その理由がわからないので「勝手なやつだなあ」という評価になってしまうのです。
目を合わせないときもあります。
たいていは名前を呼べばこちらを向くものの、しばらく見つめると目をそらします。これもテリアの気質のなせる技かと思いきや、どんな犬でも目を合わせないときがあるようです。
どうやら目が合わないときには犬の方にも事情があるようです。そんなときにはわたしのように躍起になって犬に指示を出してもダメです。まずは冷静に犬の気持ちを考えてみましょう。
犬がしゃべれたらなあ。犬好きなら誰でもこう思うものですね。お互いに言葉が通じなくてもあれだけ心が通い合うのだから、犬が人の言葉をしゃべれたらさぞかし・・と考えてしまいます。でも実は犬の方はあなたとコミュニケーションを取ろうとしているのかも。愛犬のボディランゲージを見逃さないでくださいね。まず何より大切なのは、犬は群れ社会の動物だってこと。そして群れには上下関係があり、リーダーは仲間から信頼させる存在でなければいけないのです。人間社会にいる犬も同じです。リーダーにはつねに厳格な態度と、同時に信... 犬とコミュニケーション ボディランゲージを見逃さない さまざまな意味を知ろう - 子犬の記念日 |
犬は飼主が大好きです。大好きすぎてテンションが果てしなく上がっていくのですよね。
うちの犬も朝起きた後、朝食までのテンションが凄まじい。どこまでも興奮して倒れちゃうんじゃないかな? くらいにエキサイトしています。
でも、よくしつけされた犬にはそんなことはないらしく「目を逸らすことで」自分の興奮を抑えるそうです。
なんて賢い・・たしかに目を合わせなければちょっと冷静になれる気がしますね。
こんなときには犬の興奮が落ち着くの待ちましょう。
ちなみに朝ごはんを食べ終わると、憑物がおちたようによそよそしくなります、うちの犬は。
つまり、飼主に興奮しているというよりも「朝ごはん」に興奮しているのです。やれやれ。
何かイタズラをしていて壊してしまった、トイレに失敗してしまったなど「叱られるかもしれない」と犬が感じているときにも犬は目を合わせません。
「愛犬の失敗などたいして腹も立ちません」と思っていても、犬が怖がっているということは、叱ってしまった過去があるということです。今後はおおらかに許してあげましょう。
うちも50万からするソファの茶色の革が真っ白になるまで掘られたときには叱ってしまいましたが、結局本能なのでやめません。無駄です。
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犬は叱られているときにも目を合わせないようです。そんなときは「自分が悪い」ことをわかっていて「ごめんなさい」と感じているときです。でも犬なので「ごめんなさい」と口に出して言えないんですね。当たり前ですが。犬を叱るときの鉄則は短く叱るです。ながなが説教しても犬なので理解できませんし、ずっと飼主の怒った怖い顔を見せ続けるのも信頼関係上良くないですよ。
短い時間できっちり叱って、あとは笑顔に戻ってあげましょう。
目を合わせなかったり、聞こえないフリなどをするのは動物病院やトリマーのところにいるときってことないですか? 犬は自分が苦手なことをやりたくないばかりに、指示を無視することがあるようです。
苦手といってもこれはやらないといけないですからね。獣医さんの診察室のドアの前で尻込みしても、強引にひきずっていきましょう。そのかわり治療や診察が済んだら大袈裟に褒めてあげてくださいね!
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人間の場合を考えて欲しいのですが、自分よりも目上の人の目を凝視しますか? 一度目があってもそれは短時間ですぐに目を逸らしてしまうのではないでしょうか。
逆にずっと目を合わせ続けているのは「ガンつけている」状態なわけですから、何か気に入らないことがあるのか? と思われてしまいます。
犬も上下関係にうるさい動物ですから、飼主など自分より目上と思っている存在に対しては目を逸らすようです。それは人間同様「私はあなたと敵対するつもりはありませんよ」のサインなんですね。飼主に対しては服従の印ですが、自分より目上の犬にも目を逸らすこともあるようですよ。
「犬の目を見てはいけない」って聞いたことありませんか?
なんだか呪術めいた迷信かなにかのように聞こえますが、つまりは前の段落で行ったことの裏返しです。
初めてあった人間に目を合わせ続けられるのは、犬にとっては「ガンをとばされた」状態です。とくに目を見ながら正面から近づいていくアクションが脅威を与えます。
犬が唸り出したら、体ごと横を向いて敵意がないことを示してあげましょう。犬はあなたのことを安全に観察しながら近づいてきてくれますよ。
初対面の人間には不安や心配の気持ちでいますから、そこに喧嘩のきっかけをわざわざ与えるなという教訓が「犬の目を見てはいけない」なんですね。
犬との信頼関係ができている場合は問題ないです。
飼主はもちろんですが、一度でもあったことがあったり、遊んでくれた相手であれば犬も警戒を緩めます。
逆に初めて会う犬の場合は慎重に行動してくださいね。
犬が目を合わせるとき、合わせないときそれぞれに意味があること、わかっていただけましたか? なんだかとても人間的で一層愛情を感じてしまいますね。理由がとても可愛いです。犬は本当に動物の中でも感情表現が豊かな存在なんだなあと改めて感心しちゃいますよね。