この辺で「マグロ」といえば三浦半島の突端、三崎港ですよね。

三浦はよく行くのですが、三崎って行ったことなかったんですよね。

これが行ってみたら良かったんですよー。

1. 三崎港の歴史

Last modified on: 1月 1, 2020

三崎に港ができたのは大正11年。まだマグロの取引は「生」のままだったんですね。この港は今の三崎公園のあたりにあったのですが、関東大震災の被害を受けて現在の場所に移転したそうです。

昭和30年代には冷凍船によるマグロの漁業が始まり、漁場はより遠洋に拡大していきました。水揚げ高がどんどん伸びていった時期ですね。

三崎港はこの辺りから徐々に時間が止まっていった感じもします。

そんな建物がいっぱいあるんですよね。

でもそれがいい感じの雰囲気を出しているなあと思います。

2. 三崎港 駐車場はどうする?

今日伺ったのは「海の幸」(そのまんまですね)というお店。

クルマで来たのでまずは駐車場探しです。

あまり詳しく調べてこなかったので、釣り人で賑わっている埠頭に止めることにしました。

小田原港や沼津港は観光客爆発中で、駐車も行列になりがちですが、三崎港は鄙びています。空いてます! もちろん、ちゃんと駐車場も整備されてますので、賢明な読者のみなさんはそちらに駐車が良いと思います。

3. 海の幸 犬同伴OKの海鮮レストラン

予約していなかったので不安でしたが、「海の幸」に伺いますと、2階がワンコと同伴できるフロアに入れますよ、とのこと。良かったです。

でも1階フロアを犬連れで通ることはしません。店の左手から直接2階に上がる階段を利用できます。

ワンコを連れて上がると、すでに先客がいます。

ちょっと離れたところに席を取り、メニューを考え始めます。

リードフック、カラビナはありません。リードを椅子かテーブルに縛り付けて犬を固定してくださいね。

食堂の前面には大きな窓から港が見えます。そこに向かったカウンター席もあり、そこもいいですねえ。

4. 海の幸のメニュー

我々は「マグロと白身魚の2色丼」をそれぞれに、また、マグロカツとエビフライを一皿お願いしました。

周りのテーブルでは「マグロカツのソース丼」なんかが人気でした。

丼は酢が強めの酢飯の上に大きなマグロと白身の魚、卵焼きが乗っています。うまそー! 私も奥さんも美味しくいただきました。マグロカツもぜひ頼んでください。丼だけで‘お腹一杯かもしれませんが、不思議と食べられますよ。エビフライもとっても大きくて大満足でした!

5. 海の幸の犬用のサービス

店員のかたから「わんちゃんに茹でたマグロご用意できますよ いかがですか」と言われて一瞬躊躇。

犬って魚食べて大丈夫だったっけ?

水銀を心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、それは相当量を食べたらの話ですよね。骨だけ気をつければ大丈夫なことを思い出し、お願いしました。無料です。

まずひとかけらを手に取ってあげます。

食べても大丈夫なようです。

そこで皿を床に置き、食べさせました。

一瞬で平らげました。そんなに腹が減っているんでしょうかねえ。

スタッフもとっても犬好きなことが伝わってくるお店です。

犬連れの時にはここかも。

 

海の幸

046-881-3170

(犬連れの方は確認のお電話をしてください)

11時より18時頃営業(夜は予約)

木曜日定休

神奈川県三浦市三崎3-12-14

 

6. 三崎館本店

食堂からも見えたんですが、三崎港のイメージを決めていると言っても過言ではない佇まいが「三崎館本店」です。創業明治41年の老舗中の老舗。

まんま「千と千尋」の世界ですよね。

建物の前に簡単な歴史が書いてあったのですが、以前は三崎館の前まで海が来ていて、2階から釣り糸をたらせたようです。

ところが関東大震災で海底が隆起して、海が遠のいたとのこと。

マグロづくしのコースが食べられるのですが、看板にしているのが「マグロのかぶと焼き」です。

HPによると「まぐろのかぶと焼は、大海原を制覇する海の男たちが、遠洋で船の煙突に吊り下げ蒸し焼きにして好んで食べていた豪快な美味料理。

味と栄養価の両方を満たした魚料理の王様「まぐろのかぶと焼」を日本で初めて陸で料理して話題をよんだ、三崎館本店のオリジナルの味を、是非一度ご賞味ください。」とあります。

兜は冷凍もので、解凍するのに冷水で一昼夜、そして時間に合わせて3時間焼いて供されるそう。もちろん予約が必要です。

かぶと焼きってアラじゃないのかなー? それは苦手なんだよなーと思いつつもマグロづくしコースを本館で食べるのはちょっと経験してみたいですねえ。

犬はダメなんですけどね。

三崎館本店

〒238-0243 神奈川県三浦市三崎5-2-9 

TEL.046-881-2117 FAX.046-881-2110

7. 三崎港で犬OKのお店

料亭旅館 三崎館支店香花(きょうか)

三崎館のお料理部門の支店ですね。犬はお店の中も大丈夫だそうです。

〒238-0243 神奈川県三浦市三崎5-2-7

TEL 046-881-4169 FAX 046-881-4160

営業時間/11:00~20:00(年中無休)

 

MISAKIDONUTS

神奈川県内に4店舗あるMISAKIDONUTSの本店。

人気で行列でした。テラス席は犬OK!

三崎本店

〒238-0243三浦市三崎3-3-4

有魚亭

蔵を改装したお店で海鮮!

TEL 0468-82-6934

〒238-0243神奈川県 三浦市 三崎 3-2-11

8. PAYPAY

三崎港にいくならPayPayを用意していった方がいいでしょう。

いろんなお店でPayPayが使えます。三崎館本店だって使えるんです。

三崎港の物価は意外とお安く、大体2000円くらいでマグロをお腹いっぱい食べられます。

9. 三崎港の町を散策する

食後に町を散策してみました。

古い。とっても風情がある。その中にMISAKIDONUTSなどがあって若者で賑わっています。でもカフェはそれだけといってもいいですね。

町は言ってみれば、下田の「ペリーロード」とか、のイメージなんですが、あそこまで観光地として再開発されてないんですよね。

だから古民家も多いんですが、ただの古家。観光資源にするにはかなりのテコ入れが必要でしょうねえ。

それでもマグロの霊験あらたかで、結構観光客は集まっています。小田原や沼津と比べれば東京から近いですからね。

ブレークまであと一押し、という感じの三崎港でした。

koinunokinenbi

子犬の記念日 管理人

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