アメリカの映画を見ると、部屋中に家族の写真を飾っている場面がよくありますよね。なんだかかっこいいなと思って見てみていましたが、それが実は教育上大きな意味を持っているらしいですね。
富士フィルムが教育評論家の親野智可等(おやの ちから)さんを中心に世の中に広げたいプロジェクトとして推進していく「ほめ写プロジェクト」では以下のように有効性を強調しています。
「自信のもととなる「自己肯定感」という感情。
日本は他の先進諸国に比べ、この自己肯定感が
低い子が多いといわれています。
「子どもの自己肯定感向上に、写真の力を役立てよう」というのが、
「ほめ写プロジェクト」の取り組みです。
「ほめ写」とは、子どもの写真プリントを家の中に飾り、
それを見ながらほめてあげる新しい子育て習慣のこと。
これによって、子どもの自己肯定感にどのような効果がもたらされるかを、
客観的・科学的に研究し、その結果を広く発信していきたいと考えています。
この活動が広く浸透することで、自信に満ちた子どもが日本中に増えていくことを願っています。」
※参考→「ほめ写プロジェクト」
だいたい写真って今はスマホの中にありますよね。
でも、それではダメで、目につくところに大きく引き伸ばして飾ることで、始終子供が見る、「自分は大切にされている」「自分はここにいていい」と刷り込まれていくそうです。
それが、自尊感情を生み、自己効力感「自分にはできる」につながり、全体が向上するという話なんですね。
なるほど! 先ほどの映画の話に戻れば、さすがはアメリカですね。もう日本から200年ぐらい先に行っている感じです。
さて、この発表会を聞いて、「あれ? ひょっとしたら犬についても同じように考えられるんじゃないの?」と思ったのです。
まてよ、飼い主はもちろんだけど、犬も写真を理解するのじゃなかったっけ?
と思って調べて見ると、その通り。
犬は写真の中の飼い主の顔を認識できるんですねー。
犬は「画像上の人間の顔」も識別できることが、フィンランドのヘルシンキ大学で行われた最新の研究で明らかになったそうです。
これは、犬31頭がスクリーン上に犬や人間の顔を提示した時の眼球運動を追跡した研究。提示された顔は、飼い主などを含めたランダムな画像だったそうです。
この研究でわかったことは、犬たちは、知らない顔よりも、親しみのある顔を、より長い時間見つめる傾向があるということ。
この結果から犬は画像上の顔も認識できる とわかったそうです。
犬も画像が認識できるとしたら、家のなかに、犬と飼い主の写真を大きく引き伸ばして家に飾れば、犬の精神的安定のために有効そうですよね。
「ほめ写プロジェクト」は犬でもいけそうですね。富士フィルムさん、ぜひ犬関係も推進してください!
もちろん、飼い主にとっては、極めて大きな効果があるのではないでしょうか。
あの可愛かったシーンを始終思い出せるように、写真を飾っておけば、飼い主は愛犬に対して、いつもにも増して寛容に、愛情深くなれるはずだと思いました。
ワンちゃんに対して腹の立つことがあったとしても(頻繁にありますが)許せるはずですよね。
まずはいい写真を撮って(犬の写真の撮り方の記事はこちら上級者は知っている! ワンランク上の写真をモノにする「ボケ味」アプリ!
早速大きめのフレームを買って、写真を引き延ばそうと思っています。