Modified on: Jul 17, 2019
がっしりとした体つきに、ユーモラスな表情。
フレンチ・ブルドッグって「憎めない犬」ですよねー。
フレンチ・ブルドッグはもともとイギリス産の闘犬だったブルドッグが、フランスに渡り、パグやテリアとの交配で誕生したそうです。
ブルドッグってみるからに怖そうですよね。
だって「怖い犬」のイメージにもよく使われますもん。
それに平和な気質のパグや陽気なテリアを混ぜて、家庭向きの穏やかな性格とユーモラスな姿形を与えるって、これはちょっとした発明ですよねえ。
はじめは、パリの市場でネズミを撮るために飼育されていました。
その愛らしい風貌によって上流階級で人気を集めるようになったようですね。
日本に入ってきたのは早く、大正時代に紹介され、昭和初期には結構な数が飼育されていたようです。
その後は一時人気が衰えましたが、ご存知の通り、2000年代に入ってから復活しましたね。今では安定の人気犬種です。
フレンチ・ブルドッグといえば、ピンと立った大きな耳ですよね。
コウモリが羽を広げたような耳なので、「バット・イヤー」と呼ばれています。
実はフレンチ・ブルドッグがキチンと認知されるまでは、もともとのブルドッグの耳である「ローズ・イヤー(耳先が巻いている)」も認められていたのですが、アメリカのブリーダーらの働きかけでフレンチ・ブルドッグは「バット・イヤー」とされたそうです。
体高28~33cm、平均体重11kgくらいになります。
頭が大きく、下顎が突き出てしゃくれています。しっぽは根元が太く先細で、らせん状によじれた「スクリュー・テイル」です。体は筋肉質で、短毛で全身が覆われています。
毛色の種類はとても多いですねー。
タイガー・ブリンドル、ブラック・ブリンドル、ブルー・ブリンドル、クリーム、フォーン、パイド、ハニー・パイド、ブルー・パイド、ティッキング・パイド、ブラウン、ブラック&タン
などがあります。
フレンチ・ブルドッグは利口で気立てが良く、陽気で活発です。愛情深い性質があり、家族とともに過ごすことを好みます。
元祖ブルドッグのような頑固さは見られないようですね。ほとんど吠えず、飼育がしやすいようです。
最近では、穏やかな性格や、無駄吠えのなさ、また暑い夏には散歩が少なくて済むなどの理由で世界中の都市部で人気が高まっているようです。