子犬の費用 飼いはじめは32,000円 その内訳

Modified on: Jul 28, 2019

子犬を飼う時には新しい生活が子犬にとって快適になるように準備する必要があります。
子犬がやってくる当日から必要なものもあります。慌てないように事前に子犬を迎える準備をしましょう。

1. 子犬の飼い始めの費用はいくら

だいたい約32,000円くらいが目安になります。

その内訳は

混合ワクチン費(健康診断含め) 13,000円

食器代  2,000円

首輪・リード  6,000円

ブラシ(スリッカー)  1,000円

クレート        10,000円

ペットシーツ代        2,000円

子犬を連れてくるときに慌てることがないようにしてくださいね。

また、無計画な繁殖を防ぐためには去勢や避妊の手術を受ける必要があります。

去勢手術の費用 … 約2万円
避妊手術の費用 … 約3万円

ペットフード協会が平成28年に行った全国犬猫飼育実態調査によると、現在飼われている犬の約51%が避妊去勢手術をしています。獣医のもとで、大体上記の費用で行えます。

2. 子犬をどこで飼うか

まず、子犬をどこで飼うかを決めましょう。

大きくいうと「家の外で飼う」「室内で飼う」の選択肢があります。

室外で飼う利点は、犬と飼い主の生活環境をきっぱりと分けられること。

かわいいと思っていても、脱毛や体臭は室内に持ち込みたくないという飼い主の方もいらっしゃいます。

一方家の外で飼う場合は、飼い主と犬のコミュニケーションが不足しがちになります。

そのせいで病気に気づかなかったり、問題行動の原因になるなどの可能性があります。

そういったこともあってか、最近は室内で家族と一緒に飼われる方が増えていますね。

常に生活を共にすることで家族とコミュニケーションが密になります。

一方室内にいることで犬用のトイレが必要になりますし、抜け落ちた毛や体臭などが気になる、来客のたびに吠えるなどの問題が起きる可能性があります。

3. 準備するもの サークル ケージ クレート

サークル ケージ

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ペットサークルとは柵で四方を囲ってそのなかで子犬が暮らすものですね。
また、ケージとはどうちがうかというとケージのほうは四方を柵で囲んだうえに「屋根が付いた」ものと考えていただければいいです。
犬はもともと穴の中で暮らしていたので、四方が囲われて狭い場所に安心するんですね。落ち着くようです。
「そんな狭いところじゃかわいそう」って思ってしまうかもしれません。
でも犬にとって狭い空間ストレスにならないんです。逆に安心した場所になるんですね。
家を留守にする場合はケージやサークルで犬の動ける範囲を規制しておくことができます。それによって、犬にとって危険なもの、落ちていたり、遊んでいて机の上にあるものを食べてしまったり、を防ぐことができますよ。

ケージやサークルを選ぶときに難しいのが犬ごとにどんな大きさを選ぶか、です。
狭いところに安心感を覚えるとはいうものの、犬は寝床の近くで排泄することを嫌がります。
トイレと寝床を明確に分けることができ、かつなるべく小さいものがベストということになりますね。
一般的に、「楽にUターンできる大きさであり、真ん中でゆったり伏せができる大きさ」が適したサイズと言われています。
サークルなら屋根がないので、柵の高さも大切です。犬が後ろ足で立った状態の1.5倍の高さが良いとされています。ただ、犬種や年齢、犬の性格によって異なるのでショップで確認するといいですね。

例えばトイプードルの場合、ケージのサイズは幅90cmは最低必要です。120センチ以上でトイレと寝床スペースが離れているもののほうが、トイレのしつけもしやすくなり衛生面でも優れていますね。
お家のスペースを確保できるのであれば考えてみてはいかがでしょうか。

クレート

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クレートとは「樹脂製のハウス」のことです。

バリケンネル(バリケン)と呼ぶこともあります。クレートは折りたためないので場所をとりますが、耐久性に優れています。

大型犬の場合は4か5型、またはLかLL。中型犬用は2か3型、またはLかM。小型犬用は1か2型、またはMかSあたりが標準的です。

子犬を迎える時にはサークルの中にクレートを置いて、サークルはトイレと運動スペースに、クレートは寝室として使います。

寝床とトイレは最低50センチ離さないとトイレのしつけが難しくなります。ですので小型犬では4枚、大型犬は8枚使った柵を用意してください。

4. 準備するもの 食器 水飲み

食器

食器の大きさや形状は、ワンちゃんに最適なものを選んであげましょう。

例えばマズルの短い犬は浅めの食器の方が食べやすいですし、長い犬には深い食器のほうが適していますね。子犬用には深さ3−5cm、直径10−15 cm位のものが適当でしょう。

また、何度も買いたくないという理由で子犬のときから成犬用の大きな食器を使わせると、前足を突っ込んでひっくり返してしまうなどが起きがちです。

やはり体格や食事量にあわせて適宜買い換えていくと考えてください。

様々な素材やデザインの製品が売られています。素材ごとの特徴を理解しておく必要があります。

プラスチック
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プラスチックは軽くて丈夫。落としても割れないため、扱いに気を使わないことがメリット。

また、ゆっくり食べさせるように工夫されていたりなど、成型のしやすさを活かした特徴づけが見られます。

一方で、細かな傷がつきやすいです。その状態で使用すると雑菌がわくなど衛生的によくありません。

またかじったりすると欠けたり割れたりしてしまい、そのかけらを飲み込むなどの不安があります。プラスチックに含まれる成分がアレルギーを引き起こすこともありますので、扱いに注意が必要ですね。

ステンレス
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ステンレス製は丈夫で破損しにくいため、犬用の食器としては最適な材質です。

傷がつきにくく、洗いやすい。

一方デザインがどうしてもシンプルになってしまいますが犬用として使い勝手が良いです。
ただ、あまりにも安く売っているようなものには注意が必要。

作りのよくないステンレスは合金の成分が溶け出し、金属アレルギーの原因になることがあります。

陶器
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丈夫で重量があるためひっくり返りにくいです。

何度でも洗って使えますし、普通に使用しているぶんには傷もつきにくいですね。

ただ、陶器ですから絶対に割れないということはありません。

そして割れた時には後始末に手間がかかります。持ち運び用には向きません。サークルの外の水入れとしては最適です。

当たり前ですが、犬が食器の色や形を喜ぶわけではありません。大切なのは使い勝手と安全性です。それを考えて選びましょう。

給水器

小川でも流れていない限り、給水器がないと子犬は水を飲むことができません。

獣医に言われたのですが、「水を切らさないこと、トイレにいつでも行けるようにすること。人間もそれができないと辛いでしょ?」

でした。

犬は体重1kgあたり20〜90ml/日水が必要です。

例えばうちのノーフォークテリアは、すでに成犬で6.2キロありますから、最大で558ml。ペットボトル1本以上ですよね。意外と犬は水を飲むんです。

そこで、給水器を設置する必要があるのですが、給水器にはいくつか種類があります。

ノズルタイプ
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子犬がノズルを舐めると水が出てくるタイプです。

ノズルの先に入っている小さなボールを舌で転がすことで水が出てくるんですね。ペットボトルをさすタイプ、専用のボトルがあるタイプがあります。

ケージやサークルに留め具でつけて使用します。

給水皿タイプ
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水の入ったボトルをさしておくと、子犬が飲んだ量だけ上皿に給水されるタイプです。こちらも留め具でケージやサークルにつけて使用します。

循環器型給水器
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常に水を循環させて、水中の汚れやにおいを取ってくれるタイプ。

水を置いておくと、ペットの毛やほこりなどが入ってしまうので、その心配がないのはいいですよね。

循環器型給水器は今まで使ったことがありませんが、他の2つと比べると、お値段がはりますね。

給水皿タイプはしょっちゅうホコリや汚れが入りますが、実はコレ、子犬の口が水の中に入ってすすがれて汚れているのです。

子犬にとっては口内を清潔に保つことができて良いですね。もちろん、飼い主が頻繁に上皿を洗ってやる必要があります。

そう値段のはるものではありませんから、使ってみて子犬との相性を試してみてください。また、体の成長に合わせて買い換える必要もありますね。

5. 準備するもの ペットシーツ

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ペットシーツとはトイレに敷いておしっこやうんちを受け止めてくれるアイテムですね。子犬は当分のあいだ、外でトイレはできません。だから子犬がやってきたその日から必要です。忘れずに用意してください。
ペットシーツに慣れていれば、外出先や旅行に連れて行ってもトイレをシーツの上でするようになります。正しい選び方を理解して用意してあげてください。

ペットシーツの大きさは様々あります。
レギュラー、セミワイド、ワイド、ワイドプラス、スーパーワイドなどに分けられますね。
もちろんペットの大きさで選ぶのですが、よく言われるのは、もうトイレに行くときにシーツの上でクルクル回って場所を決めることができるように、「シーツの上で一回りできるサイズ」が適当なんですね。

レギュラー 

32~35cm×44~46cm。

トイ・プードル、チワワなど超小型犬から小型犬向け

セミワイド 40cm×51cm前後。

超小型犬から小型犬向けですが、あまりメジャーなサイズではないそうです。

ワイド 

44~46cm×58~62cm。

コーギー や 柴犬 など小型犬・中型犬に向け。
また、小型犬の複数多頭数飼いや長時間のお留守番のときに用意してあげるといいでしょう。

ワイドプラス

51cm×70cm前後。

小型犬から中型犬に向け。
こちらもマイナーな規格ですから商品によってはラインナップされていません。

スーパーワイド 

60cm×90cm前後。

市販されているものとしては最大のサイズ。
吸収量も多く、中型犬から大型犬、超大型犬に向いています。

6. ドッグフード

ドッグフード

子犬を受け取るときに、ペットショップやブリーダーがそれまで与えていたフードを何日分か用意してくれる場合が多いと思います。
環境が変わってストレスを感じている子犬には、食べ慣れたフードをしばらくあたえるのが良いのではないでしょうか

一段落したら勧められたフードを与え続けるかどうか、一度成分を見直してみましょう。添加物がたくさん含まれている場合もあります。
フードに書かれている内容をよく読んで、あなたが信頼できるブランドのものを用意してあげてくださいね。

7. 最初の1週間

子犬をうちにお迎えして注意しなければいけないのは最初の1週間です。
子犬の最初の1週間は新しい環境に慣れるためストレスが高い時期ですから、大変リスクが高いと考えるべきですよね。
場合によっては命にも関わるということもあるでしょう。
でも飼い主の方はどうでしょう?
待ちに待った子犬が家にやってきてとても可愛く、一日中でも遊んでいたい気持ちじゃないでしょうか?
でも、子犬は初めてやってきた家の匂いや音、見ず知らずの人間に囲まれてとても神経質になっています。
もちろん、子犬は人懐こいので、遊ぼうとするかもしれませんが、くれぐれも無理をさせないことです。
子犬を迎えて1週間は食事と排泄以外は「なにもしない」こと。
まず子犬を新しい環境にならしてあげることを最優先にしてください。

koinunokinenbi

子犬の記念日 管理人

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